下の写真は、iPhone12 Pro Maxの各カメラとiPhone XS Maxの広角カメラで撮影した同じ空の写真です。
iPhone 12 Proには「広角カメラ」「望遠カメラ」「超広角カメラ」の3つのカメラが搭載されています。
ついつい「広角レンズ」とか「望遠レンズ」と言ってしまいがちですが「カメラ」です。
「レンズ」と言うと、一つのカメラ本体に対し、3つのレンズを切り換えて撮影するという意味合いになりますが、iPhone 12 Proの3つのカメラは、レンズだけでなくカメラのユニットとしてそれぞれ独立しています。
ただし、それは“ハードウェアとしては”ですが。
以前、iPhone 11 Proの製品紹介ページに、このように書かれていました。
後継機種であるiPhone 12 Proでも、当然そのようになっているものと思われます。
ということで、試してみたのが先ほどの空の比較写真です。
広い空とはいえ、超広角ともなると低いところのグラデーションまで写っていますが、XS Maxの空と比べると、3つのカメラは“同じ空”を写していると言えるでしょう。
3つのカメラが、それぞれ連携し合っている分かりやすい例が、「フレームの外側を表示」です。
広角では超広角、望遠では広角カメラの画像を利用してフレームの外側を再現しています。
では、それぞれのカメラ単独では、どうなるでしょうか。
黒い紙で2つのカメラを隠して挙動を見てみました。
広角カメラは、一部使えない機能もありますが、単独でも写真は普通に撮れます。
これは、はじめてカメラが2つ搭載されたiPhone 7 Plusの時から同じことで、室内など十分な光がないところでは、望遠カメラで2倍にするより、広角カメラのデジタルズームで2倍にするほうが「まだマシ」な写真になるからです。
12 Proになって、望遠カメラも随分と明るくなりましたが、この傾向は未だに変わりません。
面白いのが、超広角カメラです。画面全体が白飛びしてしまいました。
望遠カメラだけを隠すと普通に使えることから、どうやら超広角カメラは広角カメラの露出情報を利用しているようです。
サードパーティ製の高機能カメラアプリには、それぞれのカメラユニット(倍率)をハードウェア的に切り替えられるものが多くあります。
しかし、Appleはカメラの性能が向上した今でも、このようなカメラの連携を続けています。なぜ、こんな、まどろっこしいことをするのでしょう。
こちらの記事『アップル幹部、iPhone 12カメラの設計哲学を語る。センサーとレンズ、A14 Bionicとソフトウェアを統合』の中に、このようなことが書かれています。
「人々が自分の暮らしを活き活きと過ごすなかで、技術にとらわれずに人生の瞬間を捉える写真を撮れるようにしたい」
Appleはカメラのスペックではなく、ユーザーが撮る写真のことを考えているのでしょう。
とはいえ、個人的には、標準カメラアプリでも広角/望遠カメラをハードウェア的に切り替えられるようにしてほしいのですが。
Deep Fusionという技術も出てきたことですし。
ということで、次は、そのDeep Fusionのことを見てみたいと思います。
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