2018年7月5日

Kenko リアルプロ シネマティック4K HD テレ2x で撮影

以下のリアルプロ シネマティック4K HD テレ2x(メーカー製品サイトリンク)を使って撮影した写真は、iPhone 7PlusにApple純正シリコンケースを装着した上にレンズマウントアタッチメントを取り付けています。

●まずは比較
なるべく手前の像の大きさが同じになるように撮影して、それぞれの違いを確認してみました。
・iPhone 7Plus広角カメラ

・iPhone 7Plus望遠カメラ

・iPhone 7Plu望遠カメラ+リアルプロ 2xレンズ


●広角カメラ+リアルプロ シネマティック4K HD テレ2x
Plus系/X系では意味がありませんが、iPhone 8やSEなどシングルカメラモデルと同じ焦点距離になります。
正直、シングルカメラモデルでは、このレンズを購入するより、Plus系やX系に乗り換えたほうが、はるかにストレスがありません。


●望遠カメラ+リアルプロ シネマティック4K HD テレ2x
こちら側が、このレンズの本領発揮。
この組み合わせで、iPhone 7Plusでは35mm版換算で114mmになります。

望遠カメラ側に合わせてマウントを取り付けると、広角カメラを塞いでしまうので、標準カメラアプリは使えなくなります。
*標準のカメラアプリは、広角カメラと望遠カメラは連携しているため、独立して望遠カメラだけで撮ることはできません。

望遠カメラに合わせてレンズを取り付け、標準カメラアプリで2Xにした時の画像。広角側の画像が、デジタルズームされました。

そのため、広角/望遠を完全に切り替えられるサードパーティ製アプリを使います。
いくつかありますが、私は、このアプリを主に使っています。



以下はProCam 5(バージョン 10.5.X)で撮影。

建築物も、標準レンズでは敵わない迫力が得られます。






レンズ本体については『Kenko リアルプロ シネマティック4K HD テレ2x レビュー


Kenko リアルプロ シネマティック4K HD テレ2x レビュー

Kenko リアルプロ シネマティック4K HD テレ2x(メーカー製品サイト)
望遠2倍の、4群5枚37mmの大口径レンズ!

パッケージ内容。

レンズキャップ付き。

接続側。
細かいことですが、こちら側にもゴム製のキャプが付いていて、その使い勝手が良い。

さすがKenko、既存の37mm径フィルターが装着可能!
まんまと乗せられて、一緒にゴミよけ(プロテクター)も購入。

ただ、フィルターによってはケラレが出る場合があるかも、とのことで確認してみました。
iPhone 7Plus・広角カメラに取り付けて撮影。
(ここでは画質については、目をつぶってください💦撮影サンプル画像はこちら
・フィルターなし

・フィルターあり
ケラレが大きくなりました。

・では、iPhoneにケース(アップル純正シリコンケース)を装着した上にレンズを取り付け、フィルターを付けたらどうでしょうか?
さらにケラレが大きくなりました。

若干、フィルターを付けるとケラレが大きくなりました。
しかし、7,8Plus/X系の望遠カメラでは、iPhoneにケースをつけようが、まったく問題になりません。


●レンズマウントアタッチメント
これまでにも、いくつか大口径のコンバージョンレンズはありましたが、取り付けるのに、iPhone 5や6Plusといった、その機種専用のケースやマウントを装着する方式でした。
これらの方式は、正確かつ確実にレンズを固定できる反面、将来、機種を変えたらレンズを取り付けられなくなる恐れがあります。
新機種に対応したケースやマウントが単体で販売されればいいのですが、必ずしもそうはならない事例を目にしてきたので、高価な大口径コンバージョンレンズは、これまで手を出せずにいました。

その点、この『リアルプロ シネマティック4K HD』のレンズマウントアタッチメントなら、汎用性が高いので、機種を変えても使えなくなることはなさそうです。(と思いたい)

汎用性が高い反面、正確かつ確実な固定は難しいです。

マウントの固定を一点で支持していること、上部に隙間ができることから、どんなにキツく締めていても(もちろんiPhoneに影響のない範囲で)、ズレてしまうことがあります。

逆に、位置の微調整がしやすい、という言い方もできますが。
デメリットでもあり、メリットでもあり……。


取り付け位置の微調整ですが、広角側はケラレが出るので、分かりやすいです。
しかし、望遠側は、アバウトに取り付けても一見変わらないように見えますが、レンズの有効範囲が気になります。
周辺の不鮮明な部分が、いちばん目立たないように微調整します。


ちなみに、取り付け部が2箇所あるとはいえ、レンズを付け替えるだけでPlus系やXの広角/望遠を切り替えられるわけではありません。
あくまで、取り付け範囲の拡張のためです。

撮影サンプル画像はつづきにて。


【付録】
レンズマウントアタッチメント取り付けガイド
PNGファイル、A4用紙、クリックで拡大

これで合わせられるのは、マウントの最初の取り付け段階であって、微調整は必要になります。