2017年10月25日

AirPodsをApple製品以外のBluetooth機器で使う

有線のイヤフォンはケーブルがわずらわしい。
ワイヤレスのイヤフォンは電源の管理がわずらわしい。
AirPodsは、それらイヤフォンのわずらわしさから解放させてくれました。

そのAirPods、iPhoneやiPad、Apple Watchをはじめ、Apple製品と組み合わせて使うと便利なのは当然ですが、必ずしもApple製品だけでしか使えないわけではありません。
他のBluetooth機器とも接続できます。


そこで、Bluetoothトランスミッター(送信機)を使って試してみました。

ちょっと、状況がややこしくなるので、なるべく細かく表記していこうと思います。


まず前提として、このAirPodsは私が普段使用しているもので、iPhoneとペアリング済みです。
耳に装着すれば「ブォン」と接続されます。
しかしながら、この時点では、ケースに収納しているのでiPhoneと接続されていません。

この状態から、Bluetoothトランスミッターとペアリングしてみます。

AirPodsをApple製品以外のBluetooth機器とペアリングされるには、その機器の近くでケースの蓋を開け、後ろの丸いボタンを、ランプが白色の点滅になるまで押し続けます。


続けて、Bluetooth機器のほうもペアリングモードにします。

ペアリングが成立すると、AirPodsのケースのランプが緑色の点灯に変わります。


トランスミッターをiPodにつないで、音を鳴らしてみましょう。

ちゃんとAirPodsから音楽が聞こえてきました。

しかし……
・AirPodsを耳に装着した時の「ブォン」という音が鳴りません。(鳴る時もあります)

・また、耳から外しても、音は止まりません。
ケースに入れて蓋を閉じると停止します。
“蓋を閉じる”と停止するのです。ケースに入れただけでは、まだ音が鳴っています。
また、正確には“停止”ではなく、接続が切れるのです。

・タップでの操作は機能しません。

・左右どちらかの片耳ずつでも再生できます。
ややこしくなりますが、イメージしてください。
まず、両耳で聞いています。

片耳をケースにしまいます。蓋は閉じません。
ケースにしまった方は音が止まり、オフになります。

両耳の場合は蓋を閉じるまで音が鳴っていますが、片耳の場合はケースに入れるだけで止まります。(片側の接続が切れる)

このように、AirPodsの特徴的な機能は使えませんが、完全ワイヤレスイヤフォンとしては使えます。


さて、現在、iPodの音楽をトランスミッターで飛ばして、AirPodsで聞いている状態です。(と想像してください)

このままAirPodsをケースにしまったらどうなるでしょうか?

AirPodsをケースにしまい蓋を閉じます。
数秒後、接続が切れ、トランスミッターが待機状態に変わりました。

再び、AirPodsのケースの蓋を開けると、また接続されました。

この時、トランスミッターに近づける必要はありません。
蓋を開けて接続されると、ケースに収まった状態でも音が鳴りはじめます。


では、音楽を聴き終えて、AirPodsをケースにしまい、トランスミッターの電源を切り、完全に終了しましょう。

翌日、またiPodの音楽を聴こうとトランスミッターの電源を入れます。(と想像してください)
AirPodsのケースの蓋を開けます。
これだけで、トランスミッターと接続されました。

このように、一度ペアリングすれば、AirPodsのケースの背面ボタンを押してペアリングをやり直すようなことはありません。


では、再び、iPodの音楽をトランスミッターで飛ばして、AirPodsで聞いている状態です。(と想像してください)

この状態で、再度、iPhoneとペアリングさせてみます。

AirPodsをケースに入れます。蓋は閉じません。
まだトランスミッターから送信されている音が鳴っています。

iPhoneのコントロールセンターでオーディオ出力の変更を表示させます。

そこでAirPodsを選択すれば、再びiPhoneと接続されます。



再びiPhoneと接続されたAirPodsを、またまたトランスミッターとの接続に切り替えてみましょう。

トランスミッターの電源を入れます。
AirPodsの蓋を開けます。
これだけで接続されました。


このように、iPhoneをはじめとするiCloudに登録された機器間だけでなく、他のBluetooth機器とも簡単に切り替えて使うことができます。

簡単なだけに、トランスミッターと接続しようとケースの蓋を開けたら、すぐそばにあったiPhoneと接続してしまったり、逆に、iPhoneと接続しているのに、トランスミッターの電源が入れっぱなしだと勝手にトランスミッターに接続されたりしたこともありました。


また、ケースの蓋を開けただけではトランスミッターと接続されないことがありました。
その場合、今回のトランスミッターに関しては、以下の操作を行いました。
・トランスミッターの電源を入れて起動する。
・AirPodsのケースの蓋を開ける。(トランスミッターに近づける必要はありません)
・トランスミッターの電源ボタンを短く押す。そうするとペアリング済みの機器(この場合はAirPods)と自動的に接続されます。

この操作手順は特別なものではなく、このトランスミッターの説明書に書いてある通常の接続方法です。

今回は、Bluetoothトランスミッターで試してみましたが、機器によりペアリングの方法やAirPodsの挙動に違いがあるかもしれません。


AirPodsの便利な機能は使えなかったり、ちょっと接続の相関関係がややこしいですが、これだけ簡単に接続でき、自由に動きまわれるのは便利で快適です。
AirPodsに慣れてしまったら、もうケーブルのあるイヤフォンには戻れません。



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