2012年8月18日

Kyokoさんを教育しよう!


ただし、Macに限る。

maclalala2/藤シローさん「VoiceOver の未知の世界へ」を読んで以来、iPhone・iPadで便利に使っているVoiceOver。
しかし、Kyokoさん、日本語が一向に上達しません。
発音はともかく、もう少し単語(それもごく一般的な)を憶えてもらいたいです。

前回の(しょーもない)エントリーを書きながら、VoiceOverの設定をいじっていたら、『VoiceOver ユーティリティ』というアプリに行き着きました。

そこに、『スピーチ>読み上げかた』という項目がありました。
お?これは自分で単語の読みを設定できるのか?と、試してみると……出来ました。

例えば
まず、VoiceOverをONにすると、このようなウインドウが出ますね。
そこに書かれている文章も読み上げるのですが、いきなり『VoiceOver 入 〜〜』を、「ボイスオーバー“ニュウ”〜〜」と読み上げます。
一般的に言って、ここは「イリ」と読んだほうが無難かと。

そこで、VoiceOverユーティリティに“入>「イリ」”と、読みかたを加えてみます。
すると、ちゃんと「イリ」と発音してくれました。

同じように、今度はVoiceOverをOFFにするとき『VoiceOver 切』を、「セツ」と読み上げるのも「キリ」にしてみると、きちんと発音してくれました。


他に、iPhone・iPadのVoiceOverを使っていて、いくつか気がついた単語を書いておきます。

観光
Kyokoさん、これを「カンヒカリ」と読み上げてしまいます。
他にも『報道』を「ホウミチ」とか、Kyokoさん、もう少し教養のあるお方だと思ったんですが……。
これも、VoiceOverユーティリティで教育します。

他にも

太陽光→タイヨウヒカリ
可視光線→カシヒカリセン
日光→ヒヒカリ
と、“光”は、全部「ヒカリ」と、
軌道→キミチ
公道→オオヤケミチ
一般道→イッパンミチ
北海道→ホッカイミチ
高速道路→コウソクミチミチ
と、“道”は、全部「ミチ」と読んでしまいます。

他に、とりあえず気がついたのは
上手→カミテ
盤石→バンイシ
一種→イチシュ
中継→ナカツギ(これは悩ましい。野球の記事を読ませている時には「ナカツギ」でいいんだけど、一般的には「チュウケイ」と読む場合のほうが多いかな。『生中継』とか)

英単語、特に頭字語の類いは難しいです。
さらに、MacとiOSで、読みかたが違ったりします。

まず、基本的な、この単語の発音があやしい。
Mac
「マック」とは読んでません、よね?
「マク」と読んでいるようです。

iMac
MacのVoiceOver→「アイマク」
iOSのVoiceOver→「イマック」

MacBook
・MacのVoiceOver
うっ……「マックブック」と発音してるのか、な?
MacBook Pro、MacBook Airと読ませてみると分かりますが、なんだか英語の発音をしているみたいです。
言うなれば、「マークブク」
・iOSのVoiceOver
素直に「マクブク」

Lion/Mountain Lion
MacのVoiceOver→「ライオン」/「マウンテンライオン」
iOSのVoiceOver→「ライアン」?/「マウンテンライアン」

Dock
MacのVoiceOver→ドク
iOSのVoiceOver→ダック

LED→レッド
IOC→アイアク
COP15→カップジュウゴ(Macでは「イチゴ」)
DeNA→デイナ
それで、なんでBRICsは読めるん?


これから誤った発音を見つけるたびに、修正していこうと思います。
(*一部、なぜか、修正しても反映されない単語があります)
ただ、MacのVoiceOverって、使わないんだよな……。
このVoiceOverユーティリティで修正した読み上げかたを、iOS側でも同期できたらいいのに。


2012年8月15日

音声入力で顔文字入力


あ、便利なTipsとか、そんな類ではありませんので。
お時間のある方はどうぞ。

それでは、Let's dictate KAOMOJI!

Mountain Lionでは、OSのインストールが完了するとVoiceOverのチュートリアルがはじまったり、以前のバージョンより、いっそうアクセシビリティに配慮しているようです。
そんなアクセシビリティのひとつ、音声入力。

iPadでVoiceOverを使ってwebの記事を聞いていると、突然「キャレット、オー、キャレット」とか言うので、『なになに?』と画面を見ると顔文字でした。
そこで、ふと『VoiceOverで読み上げているなら、その逆の音声入力で顔文字が入力できるのでは?』と思った次第。

では、実践してみましょう。
iPadの「かおもじ」で、変換候補に出てくるいくつかをピックアップして検証してみたいと思います。
まず、システムが記号をどう認識しているのかを確認するため、VoiceOverで発音を聞いてみます。
(検証はMacで行いました。VoiceOverの記号の読み方がiOSと若干ちがいますが、音声入力の結果は概ね同じだと思います)

\(^o^)/
VoiceOverの読み:「エヌ?(聞き取れません)・左カッコ・キャレット・オー・キャレット・右カッコ・スラッシュ」
では、最初の記号を「バックスラッシュ」にして話してみます。

\(^ Oo ^) /
お、お〜……オー?
大文字の“O”と小文字の“o”が並んでしまいました。何度やっても同じ結果になってしまいます。
そこで、「小文字のオー」と言ってみます。

\ (^ O ^) /
成功?
大文字になってしまいましたが、まあ、よしとしましょ。
(スペースが入ったり、半角/全角の違いは、無理っぽいので無視します)

(T_T)
VoiceOverの読み:「左カッコ・ティー・アンダーライン・ティー・右カッコ」

(手アンダーライン城) とか、 (Key_ltd) になってしまいます。
そこで、「カッコ(“左カッコ”は“カッコ”だけで可)・大文字のティー・アンダースコア・大文字のティー・右カッコ」と言ってみます。

(T_T)
なんか、コンパクトになった……。

m(_ _)m
VoiceOverの読み:「エム・左カッコ・アンダーライン・スペース・アンダーライン・右カッコ・エム」

M (_space_) m
一文字空けるのって、どうすればいいんだろう?
あと、小文字/大文字がなかなかうまく認識してくれません。iPadでは、うまくいくのに。
“スペース”は仕方がないので、いったん途中で完了させてからキーボードで空けることにしました。
発声:「小文字のエム・カッコ・アンダースコア/アンダースコア・右カッコ・小文字のエム」

 M (_ _) M
 ああ、両方とも大文字になっちゃった……。

( ̄▽ ̄)
VoiceOverの読み:「左カッコ・?(聞き取り不能)・下向きみすみやじるしやじるし(?)・(?)・右カッコ」
発声:「カッコ・オーバーライン・逆三角・オーバーライン・右カッコ」

(¯ ▽ ¯)
微妙に、表情の意味するところが変わる気がする……。

_φ(・_・
VoiceOverの読み:「アンダーライン・グリークスモールレターフィ・左カッコ・タテカナミドルドット(?)・アンダーライン・タテカナミドルドット(?)」
発声:「アンダースコア・ファイ・カッコ・なかぐろ・アンダースコア・なかぐろ」

_Φ (・_・

( *`ω´)
VoiceOverの読み:「左カッコ・スペース・ホシ・左引用譜・グリークスモールレターオメガ・プライム・右カッコ」
発声:「カッコ・アスタリスク・バッククォート(またはアクサングラーブ)・オメガ・アクサンテギュ・右カッコ」

(*`ω ´)
オメガは“Ω”になったりします。

( ̄◇ ̄;)
VoiceOverの読み:「菱形ウインク」
え?!なぜこれが「菱形ウインク」?と思ったら、 ;) が欧米の顔文字のウインクなんですね。
VoiceOverの読み:「左カッコ・(?)・菱形・(?)・セミコロン・右カッコ」
発声:「カッコ・オーバーライン・菱形・オーバーライン・セミコロン・右カッコ」

(¯ ◇ ¯;)
ちなみに、Kyokoさんの「セミコロン」の発音が、なんかいいです。

(−_−#)
VoiceOverの読み:「左カッコ・減算(ゲンザン)・アンダーライン・減算・バンゴウ・右カッコ」
発声:「カッコ・マイナス・アンダースコア・マイナス・シャープ・右カッコ」

(‐_‐ #)

( ´ ▽ ` )ノ
VoiceOverの読み:「左カッコ・スペース・プライム・下向きみすみやじるしやじるし(?)・アクセント・右カッコ・ノ」
“ノ”?
さあ、どうしよう……。試しに「カタカナのノ」と言ってみます。
発声:「カッコ・プライム・逆三角・バッククォート(またはアクサングラーブ)・右カッコ・カタカナのノ」

(´ ▽ `)ノ
こっちのほうが、大きく手を振っています。

(*'-'*)
VoiceOverの読み:「左カッコ・ホシ・アポストロフィー・ハイフン・アポストロフィ・ホシ・右カッコ」
発声:「カッコ・アスタリスク・アポストロフィ・ハイフン・アポストロフィ・アスタリスク・右カッコ」

(*'-'*)
はじめて、まったく一緒になった!

(;´Д`)
VoiceOverの読み:「左カッコ・セミコロン・プライム・シリックキャピタルレターデ・左引用譜・右カッコ」
発声:「カッコ・セミコロン・アクサンテギュ・デー・バッククォート(またはアクサングラーブ)・右カッコ」

(; ´兄`)
お、お兄ちゃん?
なんとなく、感じは似ているが……。どうしても、“Д”が入力できませんでした。

******

まだ、いろいろと読みの研究の余地はあるけど(誰が?)、私の歯切れの悪い発音でも、それなりに入力できました。
慣れれば、\ (^ O ^) /くらいはスラスラと入力できそうです。


なんか、夏休みの自由研究みたいになった……。カッコ・セミコロン・アポストロフィ・ハイフン・アポストロフィ・右カッコ