2012年8月15日

音声入力で顔文字入力


あ、便利なTipsとか、そんな類ではありませんので。
お時間のある方はどうぞ。

それでは、Let's dictate KAOMOJI!

Mountain Lionでは、OSのインストールが完了するとVoiceOverのチュートリアルがはじまったり、以前のバージョンより、いっそうアクセシビリティに配慮しているようです。
そんなアクセシビリティのひとつ、音声入力。

iPadでVoiceOverを使ってwebの記事を聞いていると、突然「キャレット、オー、キャレット」とか言うので、『なになに?』と画面を見ると顔文字でした。
そこで、ふと『VoiceOverで読み上げているなら、その逆の音声入力で顔文字が入力できるのでは?』と思った次第。

では、実践してみましょう。
iPadの「かおもじ」で、変換候補に出てくるいくつかをピックアップして検証してみたいと思います。
まず、システムが記号をどう認識しているのかを確認するため、VoiceOverで発音を聞いてみます。
(検証はMacで行いました。VoiceOverの記号の読み方がiOSと若干ちがいますが、音声入力の結果は概ね同じだと思います)

\(^o^)/
VoiceOverの読み:「エヌ?(聞き取れません)・左カッコ・キャレット・オー・キャレット・右カッコ・スラッシュ」
では、最初の記号を「バックスラッシュ」にして話してみます。

\(^ Oo ^) /
お、お〜……オー?
大文字の“O”と小文字の“o”が並んでしまいました。何度やっても同じ結果になってしまいます。
そこで、「小文字のオー」と言ってみます。

\ (^ O ^) /
成功?
大文字になってしまいましたが、まあ、よしとしましょ。
(スペースが入ったり、半角/全角の違いは、無理っぽいので無視します)

(T_T)
VoiceOverの読み:「左カッコ・ティー・アンダーライン・ティー・右カッコ」

(手アンダーライン城) とか、 (Key_ltd) になってしまいます。
そこで、「カッコ(“左カッコ”は“カッコ”だけで可)・大文字のティー・アンダースコア・大文字のティー・右カッコ」と言ってみます。

(T_T)
なんか、コンパクトになった……。

m(_ _)m
VoiceOverの読み:「エム・左カッコ・アンダーライン・スペース・アンダーライン・右カッコ・エム」

M (_space_) m
一文字空けるのって、どうすればいいんだろう?
あと、小文字/大文字がなかなかうまく認識してくれません。iPadでは、うまくいくのに。
“スペース”は仕方がないので、いったん途中で完了させてからキーボードで空けることにしました。
発声:「小文字のエム・カッコ・アンダースコア/アンダースコア・右カッコ・小文字のエム」

 M (_ _) M
 ああ、両方とも大文字になっちゃった……。

( ̄▽ ̄)
VoiceOverの読み:「左カッコ・?(聞き取り不能)・下向きみすみやじるしやじるし(?)・(?)・右カッコ」
発声:「カッコ・オーバーライン・逆三角・オーバーライン・右カッコ」

(¯ ▽ ¯)
微妙に、表情の意味するところが変わる気がする……。

_φ(・_・
VoiceOverの読み:「アンダーライン・グリークスモールレターフィ・左カッコ・タテカナミドルドット(?)・アンダーライン・タテカナミドルドット(?)」
発声:「アンダースコア・ファイ・カッコ・なかぐろ・アンダースコア・なかぐろ」

_Φ (・_・

( *`ω´)
VoiceOverの読み:「左カッコ・スペース・ホシ・左引用譜・グリークスモールレターオメガ・プライム・右カッコ」
発声:「カッコ・アスタリスク・バッククォート(またはアクサングラーブ)・オメガ・アクサンテギュ・右カッコ」

(*`ω ´)
オメガは“Ω”になったりします。

( ̄◇ ̄;)
VoiceOverの読み:「菱形ウインク」
え?!なぜこれが「菱形ウインク」?と思ったら、 ;) が欧米の顔文字のウインクなんですね。
VoiceOverの読み:「左カッコ・(?)・菱形・(?)・セミコロン・右カッコ」
発声:「カッコ・オーバーライン・菱形・オーバーライン・セミコロン・右カッコ」

(¯ ◇ ¯;)
ちなみに、Kyokoさんの「セミコロン」の発音が、なんかいいです。

(−_−#)
VoiceOverの読み:「左カッコ・減算(ゲンザン)・アンダーライン・減算・バンゴウ・右カッコ」
発声:「カッコ・マイナス・アンダースコア・マイナス・シャープ・右カッコ」

(‐_‐ #)

( ´ ▽ ` )ノ
VoiceOverの読み:「左カッコ・スペース・プライム・下向きみすみやじるしやじるし(?)・アクセント・右カッコ・ノ」
“ノ”?
さあ、どうしよう……。試しに「カタカナのノ」と言ってみます。
発声:「カッコ・プライム・逆三角・バッククォート(またはアクサングラーブ)・右カッコ・カタカナのノ」

(´ ▽ `)ノ
こっちのほうが、大きく手を振っています。

(*'-'*)
VoiceOverの読み:「左カッコ・ホシ・アポストロフィー・ハイフン・アポストロフィ・ホシ・右カッコ」
発声:「カッコ・アスタリスク・アポストロフィ・ハイフン・アポストロフィ・アスタリスク・右カッコ」

(*'-'*)
はじめて、まったく一緒になった!

(;´Д`)
VoiceOverの読み:「左カッコ・セミコロン・プライム・シリックキャピタルレターデ・左引用譜・右カッコ」
発声:「カッコ・セミコロン・アクサンテギュ・デー・バッククォート(またはアクサングラーブ)・右カッコ」

(; ´兄`)
お、お兄ちゃん?
なんとなく、感じは似ているが……。どうしても、“Д”が入力できませんでした。

******

まだ、いろいろと読みの研究の余地はあるけど(誰が?)、私の歯切れの悪い発音でも、それなりに入力できました。
慣れれば、\ (^ O ^) /くらいはスラスラと入力できそうです。


なんか、夏休みの自由研究みたいになった……。カッコ・セミコロン・アポストロフィ・ハイフン・アポストロフィ・右カッコ

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