その中の一つに、HomePodのファームウェアから見つかったとされる、iPhone Xを表したアイコンがありました。
これが、はじめて目にしたiPhone Xの前面の姿だったと思います。
そして、実際に発表されたiPhone Xは、その通りの姿でした。
しかし、この上部が凹んでいる(ノッチ)画面が好きではないという人もいて、かつて、アップル日本法人代表取締役を務めていた前刀禎明氏も、日経トレンディネット『アップル本社元副社長が感じる 「iPhone X」の寂しさ』の記事の中で次のように語っています。
「全面ディスプレーをうたうわりに、上部にはカメラやセンサーを収めた部分の切り欠きがあります。これがデザインとして良くない。画面の表示が、そこだけ凹んだように欠けるのも嫌ですね。」
「これなら 全面ディスプレーにこだわらず、上部だけ細いフチを作ってもよかったし、……」
見た目の好みは人それぞれでいいのですが、私はこの新型iPhoneとされるアイコンを見てうならされました。
iPhoneが世に出て10年、身の回りでは、四角(角丸)に丸で“スマートフォン”を表していることが老若男女、誰からも認知されるようになりました。
これまでの10年は、ホームボタンがiPhoneのアイコニックな象徴でした。
これからの10年は、凹がiPhoneのアイコニックな象徴になるのでしょう。
もしこれが、全面スクリーンだったらどうでしょうか?
ですから、あのHomePodの“新型iPhone”のアイコンを見た時、最小限の処理で、それとわかる個性を表現しているのに、さすがだと思ったのです。
これからの10年、低価格帯のAndroid機もフルスクーン化されていくことでしょう。そうなると、私たちの身の回りにあるスマートフォンを表すピクトグラムはどうなっていくのでしょうか……。
案外、ホームボタンのまま変わらないかも。
未だに、コレ☎️が使われているくらいだから。
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