2013年11月7日

SoftBank TV&バッテリー回収でiPhone 3G発売当初を思い返す

TV&バッテリー、どこにしまったっけ……。

発火事故で回収になったため、TV&バッテリーを探すも見つかりません。

『バッテリー機能付きワンセグチューナー「TV&バッテリー」をお持ちのお客さまへ 使用中止のお願いと回収方法のご案内』

机の引き出しにもない、PC関連の収納ケースの中にもない、あれこれ思い返すこと2週間ほど。(考えるのを放棄してた期間も含む)
『あ、カバンの中だ!』
やっと思い出したのは、随分と使わなくなったカバンの中。
それくらいTV&バッテリーは、使っていませんでした。


思い返せば、これが発売されたのは2008年の年末、そう、iPhone 3Gが発売された年です。

iPhone 3Gが日本で発売された当時は、絵文字使えない、赤外線通信できない、オサイフない、ケータイメールもSMS以外は使えない(当時はまだ、SMSは同じ通信会社間でしか使えませんでしたよね)、当然ワンセグなんてあるはずもなく、日本の携帯電話では当たり前のようについていた機能の多くがないために、iPhoneの熱狂を対岸で俯瞰していた人からは、随分と冷ややかな意見もありました。(後述)

そんな、ないないずくめのiPhoneのために、SoftBankが用意したのがTV&バッテリーでした。

TV&バッテリー本体をWi-Fiで接続し、専用アプリで試聴。

外部機器とアプリを組み合わせれば、こんなこともできるんだ!と、iPhoneのポテンシャルを垣間見せてくれたことにワクワクし、一般発売日当日に買いに行きました。(確かSoftBank直営店先行販売)

しかし、実際には数えるほどしか使いませんでした……。
iPhone本体とは別に、機器の準備をしなければならないという手間もありましたが、私自身、思いのほかワンセグを必要としていなかったことに、買ってからはじめて気がつきました。

しかし、「TV&バッテリー」の名前が示す通り、ワンセグだけでなくモバイルバッテリーとしても使えます。
が、自然放電がけっこう激しくて、久しぶりに持ち出そうとすると、既にバッテリーが切れていたということがよくありました。

そんなこんなで、カバンの中に入れっぱなしになり、そして、いつしか、そのカバンも使わなくなり……現在に至る、という訳です。

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久しぶりに、このTV&バッテリーを見たら、iPhone 3G発売当時の頃を思い出されました。

当時、iPhone 3Gの“ダメダメなところ”をまとめたスレッドがあって、そこにはワンセグをはじめ、「アレもない」「コレもできない」等々、散々に書かれていたことを思い出し、改めて見返してみました。
(以下に記載したのは、そのスレッドのレスポンスです)


「ストラップがつけられない時点で携帯じゃないだろw」
「日本の携帯が最強すぎるだけで世界ではこれが普通なんだよきっと。」
「ドコモもiphoneを売りたいみたいだけどやめたほうがいいだろ。静観してたauはiphoneのクソさに当初から気づいてたんだろうなぁ。」
「iPhoneって正直なにがいいのか俺にはわからない。 タッチパネル操作以外は日本のガラパゴス携帯でiPhone以上のことが全部できるじゃん。」
「10年前のケータイでもここまでひどくなかったぞ。」


と、他にも、もっと辛辣な表現やネットスラングが並んでいましたが、確かに私も、iPhoneはフツーの人が使うようなものではなく、この先普及しても、せいぜい20〜30%くらいだろうと思っていました。(Apple自身も全世界の携帯電話シェアの1%でも取れれば……と言っていましたし)

あれから、もう5年か……。

今では、街を歩く人を見ても、電車に乗っている人を見ても、人々が手にしているのは、iPhoneをはじめとした*スマートフォンばかりです。(*私にとって、今日の『スマートフォン』は、Mac World 2007のKeynoteを抜きには考えられません)


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さて、TV&バッテリーですが、クロネコヤマトが回収して行ってから一週間後、回収の確認とクーポンコードが記載されたメールが届き、回収が完了しました。

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