本題のスコープホルダーです。
(『デジスコを手持ちで撮る!〜カメラホルダー〜』参照)
ストック(肩に当てるアーム部分)は、引き続きUNカメラホルダーDX-IIを使用。
それにフィールドスコープをカメラプレート(エツミ スライディングプレートE-6081)に取りつけ、これらを基本骨格としています。
カメラプレートやフィールドスコープの台座、トイガンのグリップなど、市販品と組み合わさなければならないので、それらの寸法に合うように3Dデータを作成しなければなりません。
しかしながら、3Dプリントはおろか、3D作成ソフトを使うこともはじめてで、3Dプリントがどれくらいの精度で造形してくれるのかも分からずに、データを作成しなればなりませんでした。
悪戦苦闘しながらも、とりあえず採寸通りの寸法でデータを作成、DMM.make(http://make.dmm.com)で注文。
出来上がりは……
(小型三脚はこの写真を撮影するための支えです)
●3Dプリントで作成したパーツ
・バーストモード用のレリーズを固定するためのパーツ
(これは『撮影機材を3Dプリントでつくる -3 〜バーストモード用レリーズアダプター〜』を参照)
・スコープを固定する、ホルダー本体
・グリップを固定するパーツ
・レリーズのスイッチが何かに当たって折れ曲がるのを防ぐ、レリーズガード
・チークパッド(ほほ当て)
・照準器を取り付けるパーツ(これに関しては後日)
各パーツは、ピッタリ!なところもあれば、キツくて少し削らなければならなかったところ、緩かったところと様々でした。
3Dデータ作成においての注意点として「これくらいの余裕をもたせて設計したほうがいい」ということが一概に言えない結果になってしまいましたが、感覚的には少しつかめた気もします。
あえて文字で書くなら、
・既製品と組み合わせる部分は、寸法通りにしたほうがよさそう。
・3Dプリント同士を組み合わせる部分は、0.2mmほど余裕をもたせたほうがよさそう。
・ネジ、ナットなどの小さな物の組み込みも0.2mmほど余裕をもたせたほうがよさそう。
といったところです。
●使用感
前述の通り、キツイところは削ったりして各パーツを組んでみると、想定以上の強度と剛性になりました。
1日中使っていても、まったくガタが出ることもありませんでしました。
と同時に、やはりモノ造りの常で、実際に使ってみて分かることも多々あり、修正が必要な箇所もありました。
さらに、うっかりミスや、寸法の間違い、精度の見込みの甘さなど、いろいろありましたが、データをちょっと直せば、すぐにパーツを修正できるのが3Dプリントのいいところ。
って、一つのパーツで3,000円とか4,000円とかしてるんだから、そんな簡単に作り直してもいられません!
しばらく、これを使いながら、ぼちぼちと修正、アップデートをしていこうと思います。
●この機材で撮影した写真
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