それならばと、車載用ホルダーを使って作ってみました。
■理想とするiPhone用三脚マウントの条件
・縦横の回転が自由自在
はさみ替えたり差し替えたりせずに、また三脚の雲台を動かすことなく、マウント(ホルダー)だけでiPhoneを回転できる。
iPhoneには小型の三脚を使うことが多いので、雲台で縦横の向きを変えると、どちらかの向きでアンバランスになり倒れてしまうことがあります。
iPhone用三脚マウントには、iPhoneの背面で挟み雲台に取り付けるタイプのものがありますが、このようなマウントでは、撮影時の雲台の動き、特に上下の角度調整が制限されてしまいます。
・安定した設置
Bluevision(製品ページリンク)のマウントのように、端で挟むのではなく、三脚の重心の中心になるように設置できる。
・iPhoneの脱着の容易さ
・どんなケースをつけていても設置できる
・携帯性
既製品でこれらの理想に一番近いのがHAKUBAのiPhone用スタンド(製品ページリンク)。
しかし、この製品の一番の欠点は、iPhoneの固定に融通が利かないこと。(『HAKUBA「iPhone用スタンド」iPhone 5対応?!』参照)
例えば、あるケースを着けた状態でスタンドに装着する横幅を決めると、ほぼ、それ以外使えなくなってしまいます。
■制作
さて、制作するにあたり、ベースとして使用するのは、サンワダイレクトで販売されていた旧・車載用ホルダー。
現在のモデルは、片手で取り外しができるなど便利そうになっているので、買い替えてもいいかな、ということで、これを犠牲にします。
(iPhone・スマートフォン車載ホルダー 200-CAR008N2BK:サンワダイレクト製品ページ)
・まずは吸盤を取り外す
吸盤の支柱は上のレバーにつながっているので、この吸盤の支柱を切れば、吸盤が取り外せます。
塩化ビニルだろうから簡単に切れるだろうと考えていましたが、これが、カッタイ、カッタイ。
結局、強硬手段に打って出ました。
(後から気がついたのですが、上のレバーを思いっきり解除方向に反らせば外れそうです)
・三脚のネジは、一番使い勝手の悪いこのホルダーを犠牲にします。
強硬手段。
でも、案外あっさり取れました。
・材料
・オニメナットと三脚ネジを板にハンマーで打ち込む(三脚ネジは、接着します)
三脚ネジは無事に打ち込めましたが、オニメナットを打ち込んでいる時、『これは割れそうだな……』と思いながらハンマーで打ち込んでいると、やっぱり板が割れました。
・でも大丈夫(か?)
板は車載ホルダーの内側の円に対し大き目に切ってありますので、ホルダーにはめ込めばナットも共廻りするようなことはありません。
・スポンジを底面に貼る
・上面のネジ
・出来上がり!!
安定した設置、取り外しも簡単、縦横の回転も自由自在!
でも、携帯性はイマイチ。
とても魅力的な記事でした。
返信削除また遊びに来ます!!
履歴書さま、ありがとうございます!
返信削除更新頻度は低いですが、ぼちぼち書いてますので、また覗きに来てください。