もしそうなら、3Dプリントで、もう少しフリクションの大きなペン先がつくれれば、あのガラスに描くツルツルとした感触が減るのでは……と、購入前は考えていました。
では実際に、ペン先をじっくり見てみます。
それなら、ネジは切らずに、ただ差し込むだけでもいいか、と思いましたが……
さらに、ペン先の中を見てみると……
何かある。
細い金属性の、小さなパイプか棒状の何か……。
ただのプラスチックの固まりじゃなかったのか。
それにしても、この小さな金属の棒には、どんな役割があるのだろう?
試してみました。
・まずは、本体の先端とペン先の金属が接触しないくらいに、ペン先を緩めて取り付けてみます。
反応しません。
・では、ペン先を付けない状態ではどうか?
こちらも反応しません。
本体の先端と、何か金属が接していれば反応するのだろうか?
・クリップで試してみました。
お、反応します!
・次は、導電性のゴム、そう、従来のスタイラスの先端です。
こちらも反応します。
と、いうことは……
クリップを切断して、あり合わせの材料で作ってみました。
太さ0.8mm。
反応します。
もちろん、こんなもので描いたら、画面に傷がついてしまいますし、まともに描けたものではありません。
それでも、きちんと作れば、もう少しまともなものになりそう。
(試してみたいという人は、長さには注意してください)
今度は、スタイラスのゴムをほじくり出して、形を整えて付けてみました。
意外にいいかも。
ただ、傾きの検出の幅がかなり狭くて、少し傾けると反応しなくなります。
もう少し硬い素材で、形を純正のペン先に近づけたら、もう少し描き味が良くなるかも。
Apple Pencilが鉛筆なら、このペン先はフェルトペンといったところ。(見た目通りですが)
例えば、ドロー/ペイント系アプリでブラシによっては、Apple Pencilのペン先よりも適している場合がありそう。
なるほど、こういったところに、サードパーティ製のペン先の可能性がありそうな感じがする。
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